👪 人物相関図
半七を中心とした家族・子分たちの人間関係(本文由来の情報のみ)
半七 — 「半七捕物帳」の主人公。神田三河町を縄張りとする岡っ引。日本橋の木綿店の通い番頭・半兵衛の倅。父の死後、家を飛び出して神田の岡っ引・吉五郎の子分となり、吉五郎の死後、その娘お仙と跡式を譲られ二代目の親分に。各作品で「半七老人」として語り手に昔話を聞かせる。(全 69 作に登場。初出『お文の魂』)
★ 家族(6人)
半七の家族。お仙は妻・養父吉五郎の娘。養父から跡式と共にお仙を譲られ二代目親分となった。
お仙総登場 13 作
お仙
半七の女房(妻)。養父・吉五郎の娘。吉五郎の遺言により半七が跡式と共にお仙を娶り二代目親分となった。半七と共に台所を切り盛りし、事件の聞き込みに協力することもある。
初出: 石灯籠 〜 最終: 二人女房
お粂総登場 5 作
お粂
半七の妹。母お民と共に外神田・明神下に世帯を持ち、常磐津の師匠をしている(芸名「文字房」)。聞き込みや気付きで兄半七の探索を助ける。
初出: 石灯籠 〜 最終: 異人の首
お民総登場 2 作
お民
半七・お粂の母。夫半兵衛の死後、後家を立てて二人の子を育て上げた。晩年はお粂と共に明神下に暮らす。
初出: 石灯籠 〜 最終: 勘平の死
半兵衛総登場 1 作
半兵衛
半七・お粂の父。日本橋の木綿店の通い番頭。半七が十三、お粂が五つの時に死去(『石灯籠』)。
初出: 石灯籠 〜 最終: 石灯籠
吉五郎総登場 3 作
吉五郎
神田三河町の岡っ引で、半七の親分・養父。酒癖はよくないが子分には面倒見がよい。『白蝶怪』(半七誕生前)では主犯の探索を率いた。霍乱で病死し、死にぎわに娘お仙と跡式一切を半七に譲った。本文『白蝶怪』に「半七老人の養父」と明記。
初出: 石灯籠 〜 最終: 白蝶怪
お国総登場 1 作
お国
吉五郎の女房(半七の養母にあたる)。神田三河町の吉五郎宅の家政を担う(『白蝶怪』)。※本文には同名の「お国」が他作品にも複数現れるが(三つの声の庄五郎の女房、蝶合戦の近所の女、ズウフラ怪談の伊太郎の母、二人女房の娘のお国など)それらは全て別人。本項のworksは養母「お国」が主人公を務める『白蝶怪』のみを列挙する。
初出: 白蝶怪 〜 最終: 白蝶怪
★ 子分たち(10人)
半七の子分。探索・見張り・召し捕りなど、事件ごとに分担して活躍する手の者たち。
庄太総登場 14 作
庄太
半七の子分の一人。浅草あたりが地縁。多くの事件で探索・打ち合わせ・召し捕りに活躍し、半七の最古参クラスの子分。
初出: 春の雪解 〜 最終: 川越次郎兵衛
亀吉総登場 12 作
亀吉
半七の子分。相棒と分担して探索し、手堅く真面目に働く。
初出: 三河万歳 〜 最終: 地蔵は踊る
松吉総登場 19 作
松吉
半七の子分。探索・見張り・召し捕りなど多彩な役をこなす。
初出: お化け師匠 〜 最終: 薄雲の碁盤
多吉総登場 5 作
多吉
半七の子分。『山祝いの夜』では半七と共に箱根湯治へ同行する若い子分。
初出: 山祝いの夜 〜 最終: 蟹のお角
源次総登場 5 作
源次
半七の子分。『お化け師匠』事件などで半七と共に探索。
初出: お化け師匠 〜 最終: 唐人飴
善八総登場 12 作
善八
半七の子分。聞き込み・尾行・相手の詮議を担当。伝蔵事件、あま酒売、三方吉良などで活躍。
初出: 弁天娘 〜 最終: 二人女房
幸次郎総登場 14 作
幸次郎
半七の子分。お仙と怪談話をしたり、人質の取り扱い・探索など幅広く活躍。
初出: お照の父 〜 最終: 二人女房
熊蔵総登場 5 作
熊蔵
半七の子分。芝・愛宕下で湯屋「湯屋熊」を営む。本文で「熊蔵が半七の子分であることは読者も知っている」と明記。
初出: 湯屋の二階 〜 最終: 妖狐伝
弥助総登場 2 作
弥助
半七の子分。名が「千本桜」の維盛に因んで仲間内で「鮓屋」と呼ばれる。
初出: 河豚太鼓 〜 最終: 歩兵の髪切り
仙吉総登場 1 作
仙吉
半七の子分。第27『化け銀杏』で「子分の一人」と呼ばれ、夜中の見張りに当たる。
初出: 化け銀杏 〜 最終: 化け銀杏
📌 注記
お熊は通名(同一人物ではない)・清吉・定吉・長次郎・権太郎・妻吉・三五郎・兼松・留吉らは「半七の子分ではない」と本文が判別できるため、本図の子分欄には含めない。本文に根拠のない設定(例: お熊=半七家の老婢)は掲載しない。