『筆屋の娘』/慶応三年七月二十五日(1867年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:本文に記載なし(上の年は事件の年)

📖 あらすじ

下谷の筆屋・東山堂の看板娘おまんが吐血して頓死し、検視の結果、毒薬による死と判明する。同じ頃、近所の寺の若い坊主も同じように頓死したことから、一時は心中と疑われるが、半七は筆を巡る細工に不審を抱いて探索を進める。

🎬 結末解説(ネタバレあり)

※結末に触れます(押すと開きます)
姉娘おまんと僧善周の死は心中ではなく毒殺。上州屋の奉公人お丸が、若旦那の嫁取り相手・妹お年を妬み、情夫の薬種屋息子与之助から毒を手に入れ、舐め筆の穂先に塗った。舐めたのは姉で、その筆を舐めた善周も死亡。与之助は逃亡の果てに妙義で捕まり舌を噛み切って死亡、お丸も赤城で絞殺死体で発見された。

👤 登場人物

🗾 舞台

👻 怪異

この作品に怪異の分類はありません

📜 史実

📖 用語

💬 語録

舐め筆ではやり出した店が舐め筆でつぶれたのも、なにかの因縁でしょう

半七老人(回想)|因果を感じさせる結びの言葉

一本の筆が廻り廻って二人の人間の命を取るようになったので

半七(若き日)|毒入り筆の真相を説明する
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。

🔗 関連作品(言及している)

本文に他作品への言及はありません

🔗 関連作品(言及されている)

No.39 少年少女の死末尾で「『筆屋の娘』のお話…あれはこの翌月のことで」と明言

🧭 前後の事件

ここが最後の事件です(慶応三年・1867年)
前の事件(年順)『向島の寮』
前の作品(番号順)『蝶合戦』/次の作品(番号順)『鬼娘』