No.53 新カチカチ山
『新カチカチ山』/文久元年一月末(当時は万延二年。同年二月二十八日に文久と改元)(1861年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:明治二十六年十一月(1893年) 半七老人が聞き手に語った年(本文の記述より)
📖 あらすじ
文久元年一月、三千石の旗本・浅井因幡守が妾と娘を連れて砂村の下屋敷へ梅見に出かけ、帰りの屋根船が大川の川中で沈没する。主人と妾、女中二人が死亡し、娘と女中のお信は行方不明となる。船底が何者かに抉られた形跡があると判り、半七が内密の探索を命じられる。
🎬 結末解説(ネタバレあり)
※結末に触れます(押すと開きます)
浅井因幡守の屋根船沈没の真相は、女中お信が若殿小太郎への恋から妾のお早を殺すため叔父の清吉に船底をくり抜かせたこと。当日主人も船で帰り、お早もお春も巻き添えで死亡。お信は泳いで生き延び、若殿を誘い出して呪いの船の中で心中した。清吉・千太は吟味中に牢死し、三千石の浅井家は潰れた。
👤 登場人物
🗾 舞台
👻 怪異
📜 史実
📖 用語
💬 語録
恋に上下の隔てはねえ
半七(若き日)|お信と若殿の関係を語る
女に惚れられると恐ろしい
半七老人(回想)|三千石の家の潰滅を総括
いくらおめえ達の商売でも、カチカチ山の狸の土舟のようなことをして、殿さまを始め大勢の人を沈めて
半七(若き日)|叔父の所業を狸の土舟に喩える半七
はは、いつもの閻魔帳が出ましたね。これだからあなたの前じゃあうっかりした話は出来ない
半七老人(回想)|手帳を出す私へのお馴染みの軽口
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。
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No.49 大阪屋花鳥「大阪屋花鳥の二代目かと、半七は口のうちでつぶやいた」と言及
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