No.18 槍突き
『槍突き』/文政八年十月(1825年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:明治二十五年(1892年) 半七老人が聞き手に語った年(本文の記述より)
📖 あらすじ
文政のころ、江戸の下町で夜な夜な通行人を槍で突き殺す「槍突き」が流行り、岡っ引の七兵衛が探索に当たる。ある晩、駕籠に乗った若い娘が黒猫にすり替わって槍に突かれるという怪事件が起き、七兵衛は手がかりを求めて詮議を進める。
🎬 結末解説(ネタバレあり)
※結末に触れます(押すと開きます)
槍突きの正体は甲州の猟師・作兵衛。兄・作右衛門と同じく、江戸の繁華に嫉妬して竹槍で往来の人間を無差別に突いた。七兵衛が竹槍の手掛かりから猟師を割り出し、剣術家の息子・俊之助の助けで捕える。作兵衛は磔刑。お秋殺しは槍突きを装った長三郎で、咬み切った小指が証拠となる。
👤 登場人物
🗾 舞台
👻 怪異
📜 史実
📖 用語
💬 語録
大抵の人は殺生の報いだとか因果だとか、すぐにきめてしまったようです
半七老人(回想)|槍突き犯人の動機を語る結び
剣術つかいと御用聞きとが向い合っているところへ、自分から切り込んでくる奴もないもんです
半七老人(回想)|自滅を招いた猟師の無謀を笑う
春の夜の闇はあぶなし槍梅の、わきこそ見えね人は突かるる
落首|槍突きの恐怖を詠んだ当時の落首
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。
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