『歩兵の髪切り』/慶応元年二月〜三月(1865年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:本文に記載なし(上の年は事件の年)

📖 あらすじ

慶応元年、神田小川町の歩兵屯所で隊士たちの髷が次々と切られる怪事件が起こり、世間では猿や狐、逃げ出した豹の仕業だと噂される。小隊長から探索を依頼された半七は、人間の仕業と睨んで隊士たちの身辺を調べ始める。

🎬 結末解説(ネタバレあり)

※結末に触れます(押すと開きます)
歩兵屯所の髪切りの真相は、歩兵の鮎川丈次郎と増田太平が金に釣られて自隊の髷を切っていたことであった。仲介はお房の兄・米吉で、背後に大名屋敷の黒幕(薩州辺りと推定)がいた。押込みは代地河岸のお園宅(鮎川・増田)と金杉の高崎屋(良住・米吉)で犯人が別。米吉は殺され、鮎川はお房と駈け落ちして行方不明、増田も逃亡し黒幕は不明のままうやむやに終わった。

👤 登場人物

🗾 舞台

👻 怪異

📜 史実

📖 用語

💬 語録

髷を切られるのを首を切られるほどに恐れたものです

半七老人(回想)|江戸の髪切りの風習を語る

死んだのはみんな髪切りに出逢った連中だという噂で……。わたくしも何だか変な心持になりました

半七老人(回想)|吉原の袋叩き事件を追憶

その豹の髪を切ったのだから、やっぱりお仲間の豹だろう

半七老人(回想)|豹の髪を切った者を豹と回す半七
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。

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