『むらさき鯉』/文久三年五月(1863年) 作品データベースの一覧へ 青空文庫で本文を読む ↗
🗣 語りの場面の年:明治三十一年十月(1898年) 半七老人が聞き手に語った年(本文の記述より)

📖 あらすじ

文久三年の五月、御留川の江戸川で禁断のむらさき鯉を夜釣りしていた牛込の草履屋の亭主の留守に、怪しい女が訪れてその鯉を持ち去る。その夜、亭主は仲間の男が川に落ちたと話すが、翌朝には亭主自身の死体が江戸川に浮かんで見つかり、吟味のうえ半七の探索が始まる。

🎬 結末解説(ネタバレあり)

※結末に触れます(押すと開きます)
藤吉は御留川のむらさき鯉を密漁し仕出し屋川春に横流ししていた。銀座役人の囲い者お糸は怪談芝居で鯉を奪取。一方、藤吉は川春へ押しかけたところを宇三郎に追われ、井戸に転落死した。宇三郎が死骸を江戸川に捨てた。宇三郎は死罪、富蔵は牢死。お糸は旦那に見捨てられ姿を消した。

👤 登場人物

🗾 舞台

👻 怪異

📜 史実

📖 用語

💬 語録

まったく悪いことは出来ねえ。もう、もう、これに懲りて釣りは止めだ

藤吉|祟りを恐れて夜釣り断念

天下の役人がこの始末、まったく江戸も末でしたよ

半七老人(回想)|鯉騒動の高山役人を評す

どうもありがとうございました。今のわたくしとしては別にお礼の致しようもございませんが、これからは蔭ながらおまえさん方夫婦の身の上を守ります

お糸(草履屋を訪ねた女客)|禁断の鯉を抱え去る女客が、帰り際にお徳に告げる言葉
引用は本文(青空文庫)から一字一句そのままです。

🔗 関連作品(言及している)

No.16 津の国屋語り手が「「津の国屋」の怪談が思い出されるような宵」と述べる

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